2012/08/31

ニューヨーク近代美術館で見つけた浄水器

写真は先日の旅行の際に立ち寄ったニューヨークの
近代美術館で撮影したものです。

近代美術もですが、
数々展示されているであろう名作プロダクトも大変たのしみに
来場しました。

が、ついつい見つけるのは仕事柄か、
OMソーラーと同じ太陽熱利用の一品。




正解は、浄水器です。

写真の横に書いてある説明書きによると、
砂が混じっていたり、
なにかで汚れている水を蒸発させると、
不純物だけが取り残されるということです。

正確な使い方はもうひとつわかりませんが、
水をこの透明なコーンの中にいれて、
黒いスチールの蓋をかぶせてあげると
太陽熱で水が暖められて蒸溜される
ようです。

文末に一日に太陽熱で
1.5リットルの蒸留水ができると書いてあります。
(@モロッコのカサブランカ)

単純な仕組みですが、

よくできているなと感心しました。

2012/08/30

南河内郡 古民家再生の工事現場


南河内にて工事のすすむ、
築300年を越す古民家の現場です。

縁側の掃出し窓は
ペアガラス入りの断熱サッシュに入れ替えています。

冬の寒い時期、漏気を防ぎつつ、
屋内の熱が外に逃げるのを防ぎます。





雨戸の戸袋を新調。
焼杉を張っています。

古民家再生で漏気・断熱対策をメインとした場合の
縁側回り工事の定番の組み合わせです。


2012/08/29

東成区にて 蔵の補修工事が始まりました!



東成区にて蔵の補修工事が始まりました。


建物が斜めになっているのを経ち起こし、
傷んでいる箇所を直していきます。



棟木に「大正弐年」という文字が読めます。
大正2年=1913年。99年前の建物です。

一部解体の前に建物の補強工事などを行なっています。



近くに大阪市内らしい長屋が残っていました。
会社が福島区だった頃、近くにたくさんありましたが、
こんなに大きな道に面しているところは
あまり見ないかもしれません。

大阪市内や東京都など、戸建て住宅の隙間面積を時価総額にすると
とんでもない金額になるというのをどこかで読んだことがあります。

長屋は確かに土地の有効活用といえなくもないです。




2012/08/28

コロンビアのホテル


夏休みを少し多めにいただきまして、
ニューヨークとパナマを経由して
南米コロンビアのカルタヘナという街に行ってきました。


カルタヘナという町はカリブ海沿岸にある町で、
スペイン帝国領時代の重要な港だったところだそうです。





1500年代に町が大火事に会って
木造の建物がほとんど焼けてしまったという歴史があります。

そのため、建物は組石造に限るというルールができ、
昔の町並みが多く残っており、
町並み全体が世界遺産となっています。




写真は、うろうろ散歩してみつけたホテルの中庭。
運良く、中に入らせてもらうことができました。

(旧市街地の昔の建物を利用したホテルは
 セキュリティーのためか、扉に鍵がかかっていて
 勝手に中に入れません)











内装はこんな感じ。
いろいろ見て回ったのですが、
古い建物の小屋組はどこも木造でした。

白い漆喰と茶色くぬられた小屋組。
いつも見ている古民家再生工事でもよくある組み合わせなのですが、
やっぱり雰囲気が全然違います。

この写真は玄関横のロビー。




なんとこちらのホテルは
1580年にできた建物を利用しているとのことでした!
なんと430年ほど前の建物です。

1582年...本能寺の変だそうです。


自分が泊まったホテルもナショナルヘリテイジというような
スペイン語の額がかかっていたので
相当古い建物だったようなのですが、
自分のスペイン語力では
単語の拾い読みが精一杯でした。

スペイン語もう少し勉強しておけばよかったです。
また旅の写真、報告差し上げます。

2012/08/27

「ひとり語りと 琵琶の会」イベントを行ないました


先週の土曜日、当社事務所「石切ヴィレッジ」にて
安枝壽子さんのひとり語りのイベントを行ないました。



多くの方にご来場いただきました。
ありがとうございます。

夏の夕刻のひとときを、
安枝さんの素敵な朗読を楽しんでいただけたと思います。



安枝さんのひとり語り、まずは「耳なし芳一」。
安枝さんの語り口にぐいぐいとお話のなかに引き込まれます。

(イベントもだいぶこなしてきましたので、
 照明などもあれこれできるようになってきました)




耳なし芳一のあとに、
最近のショートストーリーなどもお読みいただきました。
和装から洋装に着替えられて、
雰囲気も最近の感じに。
こんな演出もプロならでは。



朗読の合間や朗読後には
坂上聖子さんの琵琶の演奏もお楽しみいただきました。

「本能寺」という題目で、
織田信長の最期のシーン、
「人間下天のうちに比ぶれば、、、」の唄に
琵琶のベンベンという感じ。
和楽器はあまり聞いたことなかったのですが、
もっと聞いてみたいと思いました。

古民家らしいイベントを楽しんでいただけたと思います。

築300年、古民家再生の現場


南河内郡にて工事の進んでいる古民家再生工事の現場です。
築300年を超えるこちらのお宅、全面改装の工事も終盤にかかっています。

土壁の仕上げをめくっていて壁がうすら暗い感じですが、
左官工事で白い壁が塗られれば、
光の回り方も変わり、明るい感じになります。



2012/08/02

電気自動車に貯めた電気を家庭でつかう



日産自動車さんの電気自動車、LEAFのウェブサイトです。
LEAF to HOME という商品が販売されて、
自動車に貯めた電気が家で使えるようになります。


カタログベースでの話ですが
年に50000円ほどの節約になるとか。


http://ev.nissan.co.jp/LEAFTOHOME/


太陽光発電でつくった電気をためられるような
連携装置がでてくるようになれば、
すぐ欲しいーーーー!




売り電でなく、貯め電で自家消費のために
太陽光発電が使えるようになれば、
爆発的に普及するようになると思います。




古い車が好きなので、
あまり新しい車に興味が湧かなかったのですが、
電気自動車には興味津々です。





アメリカではEV(electric vehicle)の新興メーカーのテスラ社が人気。
最近、日本でも販売がはじまっていたはずです。
古民家と電気自動車、かっこいい。
http://www.teslamotors.com/jp/




慶応義塾大学でも電気自動車の開発が行なわれています。
http://www.eliica.com/

こちらは独特の空力抵抗を考えた(と思う)フォルムが有機的。
話はどんどん横道にそれます。
商業ベースのウェブサイトではないので
売らんかなでない、いろいろと為になる話もあります。




最後に家庭用の蓄電池でいま注目されているエリーパワーさんのウェブサイト。
http://eliiypower.co.jp/index.html
その小ささが特筆されるものだと思います。






お値段はまだまだ高い!と思うものばかりですが、
いずれ内燃機関でないといけないシチュエーション(極地だとか)でない限り、
電気自動車が一定のシェアを確保するようになるでしょう。

2012/08/01

86年前のビルです


写真は先日訪ねた
地下鉄・淀屋橋11番出口を出てすぐの、1926年竣工の芝川ビル。

いまから86年前に完成したレトロビルです。

詳しくはこちら→http://shibakawa-bld.net/

大・大阪時代の建物が、市内を散策しているとビジネス街を中心に
ぽちぽち残っています。

新しいビルよりも、
やっぱりこういう古いビルのほうが好きなのは
仕事柄なのでしょうか。

それとも好きだから、こんな仕事をしているのでしょうか。




このビルを訪ねたのは、屋上階にてパーティーに参加するため。
レトロビルのペントハウスというのか、
棟屋というのか、
まあ回廊のような半戸外のスペースに
洋食屋さんやケーキ屋、靭公園近くのBarなどの出店があり、
わいわいがやがや。

奥のほうでは欧州スタイルのチンドン屋さん(?)が
にぎやかしにバイオリンを弾きながらタップダンス。



他にも、クラシックスタイルの靴磨き屋さんも。
平生はセレクトショップの店長さんだそうです。
ちょっと磨いてもらいました。
そういえが、靴磨き体験は初めて。

シューシャイナー独自の裏技、靴の手入れ講義にふむふむ。

なんでもそうですが、革靴の手入れも奥が深いです。
ぼちぼちと靴磨き道具も揃えていますが、
やっぱり道具ではないですね。
日々のケア(家も一緒です!)

ちなみに当日履いていた靴は、80年代のトリッカーズ。
もちろんソール張り替えしたりなんやで
ぼちぼち手を入れています。



この日の締めは、The Sweet Hollywiians.
いつも上機嫌な気分にさせてくれます。

うちの事務所、石切ヴィレッジでも
こんな感じでお客様をお呼びして
わいわいがやがやなイベントをいつかしたいと思っています。