2013/01/17

石切ヴィレッジ 3つの薪ストーブ 着火後1時間


テルの事務所では、3台の薪ストーヴを使っています。
本日は、今朝の着火後、
約1時間経ったストーヴの天板温度についてレポートします。

写真は、アメリカ製の薪ストーヴ、バーモントキャスティング社製
「アスペン」。
小さくてかわいいストーヴ。
私が一戸建てを改装したときに使っていたものです。
かれこれ、5年ぐらいのおつきあい。



杉、桧などをいれて、着火後、約1時間の天板温度です。
赤外線放射温度計の計測によると197.5℃。
放射率などを勘案しなければいけませんが、
とりあえず、計測数値をのせていきます。




天板上に置いていた、コイルの熱による膨張を利用した温度計では
220℃手前といったかんじです。

天板上に、鋳鉄製のル・クールゼの鍋に
水をいれていたの載せているので
そちらにも熱が奪われていて
ハンディキャップを少し背負っています。




続いて、当社のキッチンに置いている、
イギリス製クッキングストーヴ、エッセ社のアイアンハート。
こちらは火室の横にオーヴンスペースが設けられていて、
ピザやケーキ、トリの丸焼きなどもできます。

総重量280kgの鉄塊、こちらも鋳鉄製。




こちらは赤外線放射温度計だと、天板は113℃。
からだが大きいので、なかなか温度が上がらないようです。




コイル温度計は110℃前後でしょうか。
(手ぶれ写真、すみません)。



火室内は、277℃。
ストーヴ自体の温度が上がれば、もっと温度が上がると思います。
(あまり、温度が上がりすぎてもストーブ本体にはよくないのですが)。




最後に、3台目。
カナダ製のパシフィック・エナジー社の「トゥルーノース」。

この子だけ、鋳鉄製でなく、折曲鉄板製です。




1時間後の天板温度は、279℃。
周辺の空気も十分あたたかいです。

鋳鉄製に比べて、鉄板製のものは火が切れた後、
すぐに冷めるからということであまり手をだしていませんでしたが、
逆にいうとすぐにあたたまるということです。
これだと共働きのご家族でも、すぐにあたたまっていただけると思います。

ちなみに、こちらで紹介させていただいた
薪ストーブはすべて、火室内で薪が燃える一次燃焼だけだでなく、
暖めた新鮮な空気を一次燃焼の煙に吹きかけて燃やす
二次燃焼させる仕組み、クリーンバーニング方式を採用しています。

二次燃焼させることで煙中の有害物質を燃やしきって、
煙突からモクモクとした煙を出さないようになります。


今回の着火から1時間テストでは
折曲鉄板製のストーヴに軍配が上がったかのように見えますが、
鋳鉄製は、熱容量が大きいため暖まりにくいけど冷えにくいという点が
夜半に薪が燃え切っても、
朝までゆっくり時間をかけて放熱してくれるという利点もあります。

次の実験は、冷え方確認をしてみようと思います。
乞うご期待。


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