南大阪のお寺での改修工事が進んでいます。
新築の木造+土壁のトイレ棟の工事もほぼ終わって
休憩棟の改装工事も終盤に差し掛かろうとしています。
屋根は小屋組を見せつつ、杉板を張り明るい感じに。
丸太張りに合わせて、大工さんは杉板を加工していくので大変な作業でした。
が、仕上がりはマル!
傷んでいた鴨居や張りなども入れ替えています。
足許の礎石なども新しく設置されました。
真新しい無垢材も年月を経て、
他の部材と馴染んでいってくれるのが無垢材のいいところ。
広めの土間は、たくさんの人が訪れるお寺さんでは
とても使い勝手のいいものになってくれるはずです。
小屋組の見える天井の高い場所の横に、
天井を貼って低く抑えて空間。
メリハリのある空間が気持ちよいです。
そとの土塀越しに、瓦屋根が見えます。
そとに合わせて撮ると、ほらどうぞ!
再利用のための調整を待つ、木製建具たち。
この格子戸ももう何十年もここで使われてきたのだと思います。
外観は焼杉で主張しすぎることなく。
おとなりのトイレ棟はこのような昔ながらの小屋組+シックイで
仕上げられました。
工事はこれから終盤戦です。