2013/03/19

南大阪 お寺の改修工事



南大阪のお寺での改修工事が進んでいます。
新築の木造+土壁のトイレ棟の工事もほぼ終わって
休憩棟の改装工事も終盤に差し掛かろうとしています。




屋根は小屋組を見せつつ、杉板を張り明るい感じに。



丸太張りに合わせて、大工さんは杉板を加工していくので大変な作業でした。
が、仕上がりはマル!




傷んでいた鴨居や張りなども入れ替えています。
足許の礎石なども新しく設置されました。
真新しい無垢材も年月を経て、
他の部材と馴染んでいってくれるのが無垢材のいいところ。



広めの土間は、たくさんの人が訪れるお寺さんでは
とても使い勝手のいいものになってくれるはずです。




小屋組の見える天井の高い場所の横に、
天井を貼って低く抑えて空間。
メリハリのある空間が気持ちよいです。



そとの土塀越しに、瓦屋根が見えます。



そとに合わせて撮ると、ほらどうぞ!



再利用のための調整を待つ、木製建具たち。



この格子戸ももう何十年もここで使われてきたのだと思います。



外観は焼杉で主張しすぎることなく。




おとなりのトイレ棟はこのような昔ながらの小屋組+シックイで
仕上げられました。



工事はこれから終盤戦です。



2013/03/14

王子町 築40年在来工法 大規模改修工事 お引き渡し


奈良県で工事を行なっていた
在来工法の大規模改修工事が終わり、本日お引渡しでした。

築40年となる在来工法のお宅です。
大規模な全面改修工事を昨年よりさせていただきました。


大きく改修した箇所と、
傷んでいるところをきれいしただけの箇所のある
めりはりのある工事となっています。



玄関廻り。
左官の壁の新しく明るく塗り直せば、
光が反射しやすくなって導光性があがって
全体的に明るい感じになります。

新旧の柱、床板の組み合わせなどが良い感じです。



広縁。こちらは壁のシックイを塗り直しさせていただいています。



キッチンとダイニング。
ヒノキのフローリングに、杉板の天井板。
階段も新しく架け直しました。



ダイニングに面した階段は、階段下がテレビ台を置くスペースになりました。
上下移動のある階段がオープンだと、
家の中の空間が楽しい雰囲気になります。




さらにオープンな階段は、
上がり下りの際にもキッチン、
リビングの家族ともコミュニケーションがとりやすいのです。




当社オリジナルのキッチン、テルキッチン。
最近の人気は、ヒノキの天板。





キッチン横には勝手口。
外に置いている食材やゴミ箱へのアクセスが楽になります。



ヒノキでつくったキッチンは木の家にぴったりです。




最近の人気は、キッチンシンク上の水切り棚




ぬれたものを伏せておいたり、
S字フックなどを使って、お鍋やおたまを引っ掛けておいたりできます。





脱衣場は杉板張りで、
少々の湿気でも杉の木が調整してくれます。


家の中が寒くなるのは断熱材が入っていないだけだからではありません。
窓ガラスからの熱損失が大きいのもひとつの理由です。

今回の工事で入れ替えた窓はペアガラスにしただけでなく、
新築同様にアルミサッシュの枠も断熱サッシュにいれかえています。




外部の板塀も基本の板塀。
アルミの角柱に杉板張り。





これが数年経つと、銀鼠色のいい感じに変わってきます。

2013/03/11

石切ヴィレッジ 劇団谷松(仮)さん「寸前家族!」 


先週末の土日に、当社の古民家ギャラリー「石切ヴィレッジ」にて
劇団谷松(仮)さんの演劇が行なわれました。
写真は最終公演の前の様子。

これからドタバタコメディーがこの築260年の古民家で繰り広げられます。





家の中が舞台の劇とはいえ、
実際の家(いまは、ギャラリーとして活用していますが)で、
演劇をみることがあるなんて
想像したこともありませんでした。


 

ストーリーは、

とあるお家に泥棒が3人忍び込んだら、
お互い鉢合わせをして、、、
そこに家族が帰ってきて、、、
そのほかいろんな人が来る上京になり、、、、




劇がはじまるとあっという間に、
劇中に引きずり込まれてしまいました。




ドタバタのシチューエーションコメディーも
目の前で見られまました。




いろんな役柄のひとが出てきますが、
劇が終わってお話をさせてもらうと、
劇中の人とまったく雰囲気がちがうので
演じるというのはこういうことなのだなと思わされました。




劇が終わり、挨拶。
見ての通りの古民家での演劇でした。




劇が終わってのお客さまとの歓談タイムも
薪ストーブやら古民家やらで、
いろいろと楽しんでいただけたはずだと思います。




演者さんと撮影したいというお客さまもいらっしゃいました。



2日のお祭りが終わって、今日はなんだかさみしい気持ちになっています。

今月末はジャズライブを予定しています。
明日までにアップいたします。

2013/03/02

羽曳野市 築15年OB施主様宅 オーエムソーラー修理


本日は、15年前に新築工事をさせていただいたお客さま宅に、
横田クンと訪問。

オーエムソーラーのファンが故障したため、
ファンユニットの交換をしてきました。




写真、左の換気扇のようなものが、ファンユニット。
今回は長年の使用によって動作不良となり、交換となりました。
季節を問わず、太陽でて暖かい空気ができると
くるくる回ってくれていました。

1日に7時間うごいていたと仮定して、
7時間×365時間×15年=38325時間の可動。
(冬場でも太陽がでていなくても補助暖房にスイッチが入れば回っています)

ファンユニットさん、おつかれさまでした。


と、感傷に浸る間もなく、故障したファンユニットを撤去。


新しく据え付けをしてダンパーボックスを元の位置に戻して、
交換作業終了です。



交換工事が終わった後は、
正しく作動するかの確認。

こちらの制御盤も15年前の温度計はアナログ表示のもの
(個人的には、アナログ表示計好きなんで、いまもこちらのほうがいいかなー)。



屋根の集熱温度が、午後3時で40℃ほどありました。


吹き出し口から空気がでてきていることを確認。
オーエムソーラーがとまっている間、
電気こたつで暖をとられていたとのことでした。



思えば、
こちらのお客さま宅はお引き渡しすぐ、
私が東京で大学に通っている頃でしたが、
お邪魔させてもらったことがありました。

 

大学入学直後に創業した社長である父の仕事に、
気持ちのいい家をつくっているなあと感動して
東京に帰ったのが、
ほんの数ヶ月前のような気がします。