2013/04/25

大阪府富田林市 コンクリート造 コーポラティブハウス 全面改修工事


富田林市にて全面改修工事の進む
鉄筋コンクリート造のお客さま宅の工事の様子です。

ただいま、壁下地、天井下地を取付工事の最中です。

====
解体工事終了

解体前

====


2階を間仕切って壁を撤去して、
窓が連なるようになったことでとても室内がとても広く感じられます。
今回の工事は、各所このような感じで視線がのびることを意識したプランになっています。



1階はほぼ下地が取り付きました。
ゴールデンウィーク明けには、断熱吹き込み工事が行なわれます。


=====
輝建設株式会社
大阪府東大阪市東石切町5-4-54 石切ヴィレッジ
電話:06-6467-5035
ファクシミリ:06-6467-5037
Eメール:info@terukensetsu.jp


2013/04/22

石切ヴィレッジ 家具のダメージ加工 or 経年変化加工


先週末、当社古民家ギャラリー「石切ヴィレッジ」の土間に置いている
下駄箱にちょいと小細工を。

こちらの下駄箱は、
大阪市内の事務所時代に使っていた杉板パネルを
再利用してつくったものですが、
このままだと新しすぎる雰囲気が古民家から
ちょっと浮いてしまうので塗装と、ダメージ加工(?) といいますか、
経年変化加工といいますか、
まあ、使い込んだ感じを加えたいと思います。



今回のダメージ加工で、
使った道具は上の写真、左から

鉈、ケレン(スクレイパー)、鉈、ワイヤーブラシ、ケレン、ハンマー。




まずはハンマーで、
ぼこぼこと叩いてへこませます。
そのときに、ただ適当に叩くのでなく、
いろいろなバックストーリーを考えながら叩きましょう。

工場で棚として使っているときに、ハンマーが誤ってあたったとか
棚になる前に、木工の作業用机の天板として使われていて
なのでミスハンマーの跡がたくさんあるとか、、、。

あと、角が摩耗したかの用に丸く叩くという技もあります。



次は鉈で、傷を付けたり、腐ったり傷んだ感じを出すのに表面を粗く削ったりします。



で、全体的にワイヤブラシでこすります。
ワイヤブラシでこすると木の春夏に育った柔らかい部分が削り取られるので
長年使い込んだ家具のように木が痩せた感じを表現できます。




塗装は、リボス社のタヤエクステリア。
ドイツ製の健康塗料です。

当社では、木部の塗装についてはリボス社の製品を使っています。
古民家再生では、昔ながらのベンガラ塗装も行ないますが、
仕上げはドイツのリボス社のもので押さえています。



塗り立てはつやつやしています。


少しやせて感じがうまく表現できました!







机として使われていて、
ハンマーで叩かれたという設定の場所。。。
(考え過ぎ??)

まあ、そんなことも考えながら、加工しているのも非常に楽しいですよ。 



大方の作業が終了しました。
隣の小さい方は、比較対象としてダメージ加工(?)せずに塗装します。



各部アップ。
角が飛んでいたり、ハンマー跡があったり、
ちょっと腐っていたり。

「人に歴史あり」ではないですが、
「板に歴史あり」を表現すればいいと思います。





並べてみたところ。
ダメージゼロの左の人は、
そのうちに自然な経年変化をしていくと思います。

かたや、私に打ちのめされて傷だらけにされた彼は、、、、、
私の好み通り、古民家によく馴染んでいる気がします。



ちょっと傷めすぎ??
ここは、外に放置していてすこし腐りそうになってしまっていたという設定の箇所。


斜めから撮ったところ。



そのほか傷んだ表現の場所。
こんな傷み方かなーと想像しながら、
加工できるのも解体現場や、
古民家調査などで木材の傷み方をたくさん見て
知っているからだと思います。

が、なんでも新品より、
ちょっと古いものがあるインテリアやファッションが
好きな方なら簡単にできる加工だと思います。

=====
輝建設株式会社
大阪府東大阪市東石切町5-4-54 石切ヴィレッジ
電話:06-6467-5035
ファクシミリ:06-6467-5037
Eメール:info@terukensetsu.jp



2013/04/19

i-works project の会議がありました


今週の火曜日に、東京の六本木にて「i-works project」の会議がありました。
i-works projectは、建築家の伊礼智さんがこれまでに設計されてきた住宅のなかから、
小さくても快適に暮らせるものをプロダクト化することで、
多くの方に住んでいただける機会を増やそうという活動です。

今回の会議では、先日つくばにて竣工しました
i-works 1.0 standard の価格について、
いろいろと討議がなされました。
写真はその1.0 standardの模型です
(奥の赤いシャツが伊礼さん)。 

===
 i-works prpoject について、詳しくは下記のwebサイトをご覧ください
 i-works project official website

 伊礼智設計室 ブログ

===



ぐっと低く抑えられた屋根が、
町に対して威圧感のないやさしい佇まい。



オーエムソーラーと薪ストーブの組み合わせの暖房計画。
一番オススメの組み合わせです。



正面からみたところ。
軒が深いのが特徴的です。



反対側から。



今回の会議で、写真の1.0 basic というモデルが発表されました。

大阪や東京などの都市部で敷地条件が厳しい都市部に向けて、
外部物置や下屋などの外に大きく出っ張っているものがないものとなっています。



また、1.0 standard では、外壁に左官壁を採用しているのですが、
伊礼さんが開発にも参加されていたタニタハウジングさんの
ZIGという三角波のガルバリウム鋼板張りのものが選べるようになり、
価格もずっとリーズナブルに。




正面から見たところ。


基本の間取りは、basic 、standard共通となっています。



これでもまだまだ敷地の条件てきにきびしいと場合には
ご覧のような軒がないパターンも用意されました。



1.0 basic 軒なしバージョン。


1.0 軒深バージョン。これだけ違います。

気になるi-works 1.0 の本体の全国標準価格ですが、
もうすぐ公式ウェブサイトで発表されます。

大阪近郊でご検討されている方は、個別にお知らせすることもできますので
ご希望の方は、輝建設までご連絡下さい。


=====
輝建設株式会社
大阪府東大阪市東石切町5-4-54 石切ヴィレッジ
電話:06-6467-5035
ファクシミリ:06-6467-5037
Eメール:info@terukensetsu.jp


大阪府南部 築100年 古民家改修工事 設計契約いたしました


昨日、大阪府南部にて
古民家再生工事の設計契約をさせていただきました。

契約書本体のとは別に
法律の要請に基づいた設計業務に基づいた重要事項説明書、
個人情報の利用承諾書(業者さんに地図や間取り図を提供するため)、
お伺いしての契約になりますので訪問販売という形になりますので
クーリングオフの説明書などを通常まとめて契約書としています。



これから、快適に過ごせるようになったこちらのお家で
来年のお正月を過ごすための工事に向けて
打ち合わせが密になります。

Nさま今後ともよろしくお願いいたします。


玄関は、
昨年お引き渡しした河内長野の
古民家再生のお客さま宅のような仕上がりイメージ。



和室側からみるとこんな感じ。
(河内長野の古民家再生工事のOB様宅)




キッチンはアイランド型になりますが、
当社オリジナルのテルキッチンで。
(河内長野の古民家再生工事のOB様宅)



今回のお客さまも、
薪ストーブを導入される予定となっております。

畳、板の間、薪ストーブはこちらのような感じ

(こちらの写真は私どもの古民家ギャラリー「石切ヴィレッジ」の
 打ち合わせスペースです)



2013/04/18

大阪府富田林市 築30年強 RCコーポラティブハウス 改修工事


今週より着工しました、
富田林市のRC造のコーポラティブハウスの全面改修工事。
解体工事がほぼ終了しました。



解体前の様子は上の写真。



解体してみないとわからなかったことも
これでようやく明確になり、図面上の細かい数字も決まっていきます。
床下収納も再利用!



反対から見たところ。
和室は畳の入替などを既に住ませていらっしゃったので再利用です。



 

部屋の隅々の何カ所で
結露→カビというところが見受けられました。
コンクリートの建物に限らずですが、
やはりコンクリートの建物で断熱していないお家には
ほぼあるような気がします。


今回は外部に面したところは内側から吹き付け断熱を施行する予定なので、
こうした結露→カビなども起きる可能性がぐーっと下がります。



冬は底冷えしていた脱衣室。
床は全面断熱材を吹いて、
杉のフローリングを張りますので少しは寒さが和らぎます。
(ピンぼけすみm



お風呂は床のタイルをコルクタイルに張替え。
これでお尻が冷たくなることも改善されます。



2階は一部、2期工事に別れますので
解体しなかった場所が残りました。



もともとコンクリートの梁の下には壁があり、暗かった廊下。
壁がなくなれば、こんなに広々とします。





逆から見たところ。窓が横に連なり、本当に広々とした感じに。
今回のプランニングのテーマは「広々」といってもいいぐらいと
感じた解体を終えた本日の感想でした。

このような集合住宅に限らず、
全面改修工事のときの解体工事後は化粧を取ったスッピンの顔という感じが
しなくもありません。



数年前に分譲マンションの一室を全面改装させていただきたときの竣工写真。
杉フローリングに左官壁で仕上げをさせていただきました。
今度のお宅もこのような木の家リノベーションで
気持ちよく暮らしていただけるように
スタッフ一同がんばっていきます。